2008年 01月 13日
民藝館
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「民芸」という言葉に興味を持ち始めたのは
学芸員の資格を取るための研修で
大阪民藝館に通った夏。
蕎麦猪口の分類をするなかで、
空気のように
ふつうに身のまわりにある
名のなきものに対して
自然と目が向くようになった。
日本民藝館はそんな民芸という言葉を作った
柳さんの博物館。
貴重な貴重な資料なので
身の回りにあったはずの雑器は
もう観るものの手の届かない存在に
飾られているけれども
それを使っていたころの人々の風景が
じーんと思い浮かぶ、そんな場所だ。
日々の暮らしの美しさ
たとえば野の花のように
名のなきようなものの美しさ
そんな大切なものを
ちゃんと見つけられる心を
いつも持っていられますように。
by supersmile2525
| 2008-01-13 23:57
| 旅