2006年 04月 02日
チェロの響き
|
反省の一週間、そして新しい週に向けて。
このお誘いにはどうしても行きたかった。
押し押しのスケジュールの日曜日。
お店に着いたときには
もう既に弦の音色が響き始めていた。
チェロの音を生で、
しかもこんな近距離で聞いたことはなかった。
でもチェロは、昔からなんとなく気になってた楽器。
小学校の頃、よく大きな楽器ケースをもった
男の子を見掛けた。
一緒のクラスになったことはなかったけど、
そのケースの中身がとても気になった。
それが何かを知ったのは
母がテレビで見ていたヘップバーンの映画。
コレだ!チェロっていうんだ!
お腹の底に響く音。
ちょっと体のどこかが響いてが震えてる感じ。
弓が弦を擦るシュッていう音が、
身体に緊張感を与えてる。
呼吸をするように、でも決して一定ではなく、
大きく息を吸ったり、小さく息を吐いたりするように
不規則に演奏者の足がリズムを刻む。
音の振動がじーんと身体に染み込んだ。
いつも使っていない感覚を揺さぶられた。
そんな貴重な時間だった。
終わってから大きな深呼吸が出た。
心の空気がちゃんと入れ替わった気がした。
よしっ!
茶房ゴーシュ
金沢市東山1-16-5
シャンソン歌手のオーナーが「珈琲です」といって持って来てくれるその声がとても素敵。オーナーのシャンソンを聴ける日やこうしてチェロの演奏があったり、時々2階で展覧会をしていたり。古い町屋がとても居心地の良い空間になっている。(写真はお店の外の蝶の照明)
by supersmile2525
| 2006-04-02 23:29
| 金澤まち歩き