2007年 04月 08日
ものをつくる
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中之橋を渡って
川向こうの陶芸家さんの家に
来週の見学に関する打ち合わせ。
予想を遥かに超える有名な方で、
飛び込みでお願いしてしまった私は
ちょっとハズカシ・・・。
どこの馬の骨ともわからない私のお願いも
受け入れてくださる器の大きさも
これまたスバラシイ。
今日は家の真ん中にある座敷も
見せていただく。
陶芸家は家をつくることが
一番勉強になる!というお父さんの言葉から
自分たちも家を建てたそうだが、
お父さんの建てた家の座敷と前庭、背戸(庭)は
とても見事に残してある。
座敷に入り、光の方向に進んでいくと
ふわーっと庭が近づいてくる。
物理的にではなく感覚として。
こんな感覚は滅多にない。すごいっ!
苔庭の真中に大きな五葉松の幹がどっしりと佇む。
畳の生活から離れた現代社会に対応するために
自分の今の家はまったく畳を排除したという陶芸家さん。
たしかに器を手に取る高さも眺める姿も
まったく異なってしまう。
器を作るために自分の生活スタイルをも考え直す。
本当に家をつくるのは勉強なのだ。
庭をつくっている私はどうだろう。
ものをつくることにたいしての責任感、
心づかい、そして自分の生活について
深く考えさせられたひと時。
写真は中之橋から撮った浅野川の桜。
by supersmile2525
| 2007-04-08 18:31
| 人